【ピッタの季節:初秋】ハーブで整える『初秋』の過ごし方

気付けばもう9月。これから初秋に向かいますが、まだまだ厳しい残暑が続きそうですね。初秋に差しかかる今も、まだ残暑が厳しく、寒暖差も出てくるこの季節。イライラや消化不良など、不調を感じやすい方も多いのではないでしょうか?
そこで、初秋へ向けて夏の疲れを優しく癒すハーブをご紹介します。

初秋におすすめのハーブ
目次

ピッタの季節『初秋』とハーブ

夏の終わりから初秋はピッタの季節。さらに、今年は特に残暑が厳しと言われています。そんな時こそ、心身をやさしく整えてくれるハーブを取り入れてみませんか?そこで今回は、そんな初秋におすすめのハーブとアロマ、手軽に楽しめるハーブレシピをご紹介します。

初秋に起こりやすい不調

前回もお伝えしたように、ピッタは、火のエネルギーを象徴します。初秋に向かうとはいえ、まだ残暑が厳しく、空気の熱さや寒暖差の影響で、イライラや消化不良などを起こしやすく体調を崩しやすい時期でもあります。

それでは、心と体を癒してくれる初秋におすすめハーブをみていきましょう。

初秋の残暑

主な症状

初秋のハーバルケア

初秋は、まだ暑さが残りつつも、一方で朝晩が急に涼しくなったり、天候が不安定なったりと、気温差で体が揺さぶれる時期です。そのため、このような変化で、心や体のバランスを崩しやすくなる方も少なくありません。そこで今回は、初秋におすすめのハーブを取り入れたケアをいくつかご紹介します。

ピッタを癒す初秋におすすめハーブ

ハーブ名主な作用使い方
ペパーミント体の熱を冷ます、整腸作用、鎮静ハーブティー、デザート
ローズ苛立ちの解消、美肌ケア、鎮静ハーブティー、スイーツ、美容
ジャーマンカモミール気分の安定、消炎、消化を整えるハーブティー、アロマ、バス
レモンバーム神経鎮静、胃健、不安を和らげる料理に、またはゴールデンミルクで
コリアンダー余分な熱を下げる、食欲・消化促進食事に加える、ハーブティー
バジル熱を下げる、消化を助ける、抗不安主に料理、アロマ

ハーバルスキンケア 初秋編

今年の夏は特に日差しが強く、私もかなり日焼けをしてしまいました。そこで今回は、私のおすすめハーブケアをご紹介します。
夏の期間だけではなく日焼けした後の肌のケアは大切ですよね。そんな時に、特におすすめなのが『ローズ』。私は秋を迎えるスキンケアに「ローズ石鹸」を取り入れています。

ローズ石鹼
夏休みに見つけたローズ石鹼

ローズには消炎作用や抗酸化作用があり、日焼けや肌荒れでほてった肌を鎮め、乾燥やダメージから守ってくれます。さらに、ローズの香りの成分が心を癒してくれるので、私にとって、夏に欠かせないアイテムになりました。

また、皆さんは「桃の葉ローション」をご存じですか?私が小さい頃、日焼けした肌に母が塗ってくれた記憶があります。その働きに近いのがローズウォーターです。肌をやさしく落ち着かせてくれるので、ぜひ、肌のケアに取り入れて見て下さい。

ピッタを整えるおすすめアロマ

ピッタの増える初秋に効果的なおすすめアロマは以下になります。

アロマ主な効果香りの特徴
メリッサ消化を助ける、鎮静、リフレッシュ柑橘系でフレッシュ、柔らかな香り
ペパーミント冷却作用、火照りや頭痛の緩和爽やかで清涼感
ローズウッド心を落ち着ける・肌のケアウッディで甘みのある柔らかい香り
サンダルウッド心を静め、気持ちを落ち着かせる深みのあるウッディで甘い香り
ゼラニウムホルモン調整・ストレス緩和フローラル、ローズに似た香り
カモミール消炎作用・リラックス・安眠促進甘くリンゴのような香り

さらに、これらのアロマをディフューザーやお風呂、マッサージに取り入れると、暑さやイライラで高まりやすいピッタをやさしく整えてくれますよ。

初秋におすすめアロマブレンド

おすすめのアロマブレンド。ぜひ、時間に合わせて、心身をリセットしてみて下さいね。

朝のアロマブレンド
  • メリッサ 2滴
  • ゼラニウム 2滴
  • ペパーミント 1滴

残暑で乱れた気分をスッキリ整えて、一日を気持ちよく始めましょう。

夜のアロマブレンド
  • ローズウッド 2滴
  • ゼラニウム 1滴
  • カモミール 1滴

ぐっすり眠れるようにサポートしてくれます。さらに、肌のほてりや赤みをやさしく鎮めてくれます。

ハーブレシピ『初秋編』

ピッタが増えやすい時期は、体内の炎症、さらに、火のエネルギーの影響で、火照りやイライラが出やすくなります。そのため、刺激の強い食材や、辛味のある料理は控えることをおすすめします。

初秋におすすめのハーブレシピ

ドリンク編

初秋におすすめのハーブティーはピッタの乱れを整える「冷却」と「鎮静」のはたらきのあるハーブを選ぶのがポイントです。

ハーブティー

コリアンダーシードの温浸茶

材料:コリアンダーシード 小さじ1

作り方:軽くつぶして熱湯200mlを注ぎ、10分蒸らす。

効能:消化を助け、体の熱をスッと落ち着かせてくれます。また、食べすぎた翌日におすすめ。

ローズ × カモミールのリラックスブレンド

材料:ローズレッド 1g、ジャーマンカモミール 1.5g

作り方:熱湯で5〜7分蒸らす。

効能:緊張や不眠気味の夜に。また、おやすみ前に飲むと心がほぐれます。

アルコール飲料

ミントモヒート

材料(1杯分)

  • ラム酒 … 30ml
  • フレッシュミントの葉 … 5〜6枚
  • ライム … 1/2個(くし切り)
  • きび砂糖 or ハチミツ … 小さじ1
  • ソーダ水 … 適量
  • 氷 … 適量

作り方

  1. グラスにミント、ライム、砂糖を入れて軽く潰す。
  2. 氷をたっぷり入れてラム酒を注ぐ。
  3. ソーダで満たし、ミントを飾って完成。

ノンアルコールの場合はラム酒を入れず上記のレシピ通りに作ってくださいね。

初秋におすすめハーブドリンク

料理編

夏野菜とハーブのラタトゥイユ

材料(2〜3人分

  • ズッキーニ 1本
  • ナス 1本
  • パプリカ(赤・黄) 各1/2個
  • トマト 2個
  • 玉ねぎ 1個
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 塩・こしょう 適量

ハーブ(お好みで)私の場合は、以下のハーブを使っています。

  • フレッシュバジル
  • タイム
  • ローズマリー
  • ローリエ

もちろん、ブーケガルニでもOKです。

作り方

1. 野菜はすべて一口大に切る。

2. 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎを炒め、続いてナス・ズッキーニ・パプリカを加えて炒める。

3.トマトを加え、弱火で20分ほど煮込む。

4. 塩・こしょうで味を調え、最後に好みのハーブを加えて香りを移す。

ハーブを加えるタイミングは3のトマト入れて煮込む時でもOK

コリアンダーライス

材料

  • 炊き上がったご飯 1杯 (できればジャスミンライス)
  • コリアンダー
  • ライム 
  • ギーまたはオリーブオイル 小さじ1
  • 塩・こしょう 適量

作り方
温かいご飯にコリアンダーとギ―またはオリーブオイル、塩・こしょうを混ぜるだけ。少量のライムを絞って召し上がれ。

季節の野菜

日本には「旬の食材」や「地産地消」といった、土地の恵みを大切に味わう文化があります。旬の野菜は、その時期の気候や土壌に調和して育つため、栄養が豊かで体にも心にもやさしい働きをもたらすといわれています。ハーブも同じです。ぜひ、旬の野菜やハーブ、そして土地の恵みを取り入れて、日々の料理に活かしてみてくださいね。

夏野菜

今年は特に残暑がきびしそうですね。そのため、心身のバランスがさらに乱れやすくなっていると思います。
また、初秋は寒暖差も出てくる季節の変わり目です、ハーブやアロマを上手に使って、免疫を整え、美しい秋を迎えて下さいね。

初秋におすすめのハーブ

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