【ピッタの季節:夏】アーユルヴェーダで整える『夏』の過ごし方

梅雨が明け、ピッタの季節「夏」の到来!この暑さで体力が落ちていたり、イライラしたりと心と体のバランスはとれていますか?そこで、アーユルヴェーダの知恵で猛暑に負けないセルフケアを始めてみませんか?

ピッタの季節、夏
目次

夏とアーユルヴェーダ

梅雨が明けると、あっという間にやって来る『ピッタの季節』…夏。青い空、青い海ーー外へ出かけたくなる、開放的な季節ですね。
その一方で、気温も上昇と共に体温も上がりやすくなり、太陽が照り付けるこの時期はピッタドーシャが増えやすくなるタイミングでもあります。

ピッタの季節:ピッタの性質

ピッタは「」と「」からなる火のエネルギーです。

知性・消化・変換を司るドーシャ。消化を助け、情熱的で計画的、行動力があり、大胆さを兼ね備えたエネルギーでもあります。しかし、このピッタドーシャが増悪すると体の火照り、イライラ、胃の不調や下痢、食欲不振、肌のトラブルなど、様々な不調の原因になります。

ピッタの季節夏の説明

夏に起こりやすい不調

上記のような状態が続き、陽気な夏を楽しく過ごせないのは損ですよね?夏バテ知らずで爽快にピッタの季節を乗り越えたいですね。

ピッタの季節の過ごし方

生活編

1. 気温が上がる前に行動開始
→ 気温が上がり始めるピッタの時間帯(10〜14時)になる前に軽い運動を取り入れましょう。例えば、朝夕の散歩やヨガや水泳がおすすめです。

2. 激しい運動は避ける
→ また、ピッタの増える夏の時期は、激しい運動をなるべく避け、ヨガなど鼻から呼吸を整える運動が最適です。

3. 服装の工夫
→ コットンやリネン素材の通気性の良い服装を選ぶ。また、パステルカラーを取り入れることで気分も上々に(赤はピッタを増やすのでご注意を)。

4. 涼しさと静けさを大切に
→ ピッタは熱や光を生み出す「変換」の性質があるため、深呼吸や読書など静かな時間を持ちましょう。加えて、冷やす過ぎずないエアコンのある涼しい場所や、森林浴など「心地よく快適」を意識してみて下さい。

ピッタの季節のアクティビティ

食事編

1. 夏野菜を中心に
→ 夏の旬な野菜や果物で体の熱を取りましょう。夏の暑い気候で育った作物はピッタを鎮静させるのにぴったりです。

2. 甘味・苦味・渋みを取り入れる
→ これらはピッタを減らす味。夏野菜(きゅうり、スイカ、ゴーヤなど)、甘味は人工甘味料ではなく果物や野菜から摂取していきます。

3. 辛味・酸味・塩味は控えめに
→ これらはピッタを増やすため控えめに。また、アルコールやカフェインの過剰摂取に気を付けましょう。

おすすめのセルフケア

ピッタの季節「夏」は、太陽のエネルギーが最も強まることで、自然界に「火の質」が満ちあふれる時期とされています。これはまさにピッタの性質と重なり、情熱的でエネルギッシュに過ごせる一方で、バランスを崩すと不調があらわれやすくなります。

そこで今回は、そんな夏に取り入れたいおすすめのセルフケアをご紹介します。

ピッタの季節の風物詩

リラックス:ピッタの季節に心と身体をゆるめる方法

夏のピッタの季節は、体に熱がこもりやすく、精神的にも攻撃的になりイライラしがちです。一方で、暑さによってやる気が出ず、焦燥感や不安定さを感じることもあります。だからこそ、内側から熱と毒素を優しく放出してあげることが大切です

例えば、冷却作用のあるペパーミントやハイビスカス、ローズを組み合わせたのハーブティーやサンダルウッドやラベンダーなどの甘く穏やかな香りのアロマで心身を鎮めるのがおすすめです。

デトックス:ピッタの熱を手放す方法

ピッタの熱を手放すには、体と心の両方に働きかけるやさしいケアが効果的です。たとえば、きゅうりやコリアンダー、アロエ、ミント、スイカなど涼性のある食材を日々の食事に取り入れることで、内側から体の熱を鎮めることができます。また、入浴前にココナッツオイルで全身をマッサージする「アビヤンガ」は、肌を保湿しながらピッタを落ち着かせ、神経の緊張も和らげてくれます。

さらに、ローズウォーターをフェイスミストとして使えば清涼感とともに心の鎮静にもつながり、夜にトリファラを取り入れることで、消化を助けながら体内の余分な熱と毒素をやさしく排出するサポートになります。

夏に増悪するピッタは「鎮める・冷やす」ことで整います。
暑さに負けず、心地よく夏を過ごすためには、ピッタの性質を理解し、そのバランスを整えるセルフケアが大切です。
がんばりすぎず、「涼しさ」と「やさしさ」を自分に与える時間をつくってみてくださいね。

ピッタの季節夏、アーユルヴェーダ編

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